今回は、今日7月19日(現在)だけで報道された「バルサの左SB誰を獲る」問題について、ムンド・デポルティーボ、スポルト、ESPNの3媒体の報道をまとめました。それぞれの報道の違いに着目しながら読んでいただけたらと思います。
バルサは高すぎるJ・フィルポの獲得を躊躇
まずはムンドの報道からです。
バルサは、ジョルディ・アルバの競争相手を探しており、特にベティスのジュニオル・フィルポに興味を持っていた。しかしベティスは、5000万€もの契約解除条項の付く左SBに対して、少なくとも2500万€以上を要求しており、バルサはこの額を「おそらくアルバの控えに留まる選手」に対して払うには高すぎると、躊躇している。また、この移籍にはカンテラーノの19歳フアン・ミランダの譲渡が含まれている。ミランダは、監督バルベルデの構想から外れているとはいえ、クラブ自体からの期待は大きく、それも躊躇する原因となっている模様だ。現状、ジュニオル・フィルポの獲得は現実的ではない。
そこで候補に浮上したのが、バイエルンのオーストリア人ダビド・アラバだ。彼は2021年で契約が切れるが、今のところ更新の意思はない。また、バイエルンも今夏アトレティコから23歳のリュカ・エルナンデスを獲得している。今のところバイエルンに売却する気はないようだが、本人が契約更新を拒否し、チームが若返りを図っているとなれば、バイエルンも売却を検討するかもしれない。
バルサはブンデスリーガに焦点を合わせる
次はSPORTです。
バルサは現在、ベティスのジュニオル・フィルポを諦めかけ、アウグスブルクのドイツ人フィリップ・マックスと、ヴォルフスブルクのフランス人ジェローム・ルシヨンに焦点をずらしている。共にブンデスリーガでプレーする2人の左SBは、バルサにとってお手頃(というか適切)な価格である。一方のジュニオル・フィルポに関しては、ベティスが3500万€以上を求めており、バルサにとって高すぎるため、候補から除外されている。
現時点で、第一候補といえるのはフィリップ・マックスだ。彼は、その脅威的な左足からブンデスリーガで数々のアシストを記録しており、リバプールからも関心を寄せられている。おそらく2000万€ほどになるだろう。
ジェローム・ルシヨンはモンペリエで育成を受けたフランス人左SBだ。彼は、昨シーズンを素晴らしいパフォーマンスで終え、フランス代表に選ばれる日も近いだろう。しかし、世界王者の代表選手ともなれば価格は高騰し、獲得は厳しくなるだろう。バルサも、昨シーズンの終盤には、毎週彼の視察に来ていたようだ。また、ルシヨン自身もバルサからの興味を知っている。
バルサは、左SBの補強に最高2000万€をつぎ込むことを考えている。一時期、ラファ・ゲレイロにも興味を示していたが、既にリストからは外れた。また、ここ数時間でダニー・ローズとも交渉したが、最終的にはブンデスリーガから新たな左ラテラルが獲得されそうだ。
バルサはアラバに興味も、デンベレがドイツ人へ“導く”
最後にESPNを。
バルサは、アルバの競争相手となる補強に関して、バイエルンのダビド・アラバを第一候補と考えている。また、アウグスブルクのフィリップ・マックス、ベティスのジュニオル・フィルポもアラバに代わる代価案として検討されている。
数週間前、アラバは代理人を通してバルサに獲得を打診した。それに対してバルサも、世界屈指のSBであるアラバを第一候補とした。また、アラバは、デリフト獲得競争で敗れて空いたCBのポジションでもプレー可能であり、その点でも、バルサはアラバを欲しがっている。
アラバとバイエルンの間にはまだ2年の契約が残っている。しかし、バイエルンがリュカ・エルナンデスを獲得してから、アラバには移籍の意思があるという。ただ、バイエルンとの交渉は一筋縄にはいかない。それでも、あるバルセロナの情報筋は「難しいが、不可能ではない」とコメントしている。
一方のバイエルンは、ロベリー退団の穴を埋めるために、バルサFWウスマン・デンベレの獲得を望んでいる。しかし、バルサはこのフランス人の売却には消極的であり、このこともあってか、バルサの興味は、徐々にアラバからアウグスブルクのドイツ人に移っているとも。
(ESPNの記事のリンクは、なぜか貼れませんでした。ご了承を。)
他にも、ミランダにユーベ移籍の噂が
宣伝のようになりますが、フアン・ミランダにユベントスが興味を示しているというASの記事を、適当に訳してまとめていますので、合わせてお読みください。
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